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レーザーなしで写真を完璧に水平に掛ける方法

写真をまっすぐ掛けられるかどうかは、結局2つのことで決まります。釘を正しい位置に打つことと、信頼できる水平器を使うことです。よく見かける失敗は、フレームを少しずつ動かしながら画面をずっと見ていることです。フレームは触れた瞬間に動くので、水平になった一瞬をなかなかつかめません。そこでオーディオモードを使いましょう。安定した音を耳で聞きながら、目はスマホではなくフレームに向けます。

要点

  • 壁にマークを付ける前に、フレームの上端からワイヤーやフックまでのフックのオフセットを測ります。
  • ホールド/フリーズ機能でスマホの読み値を固定してからフレームを置けば、調整の途中で画面を見る必要がありません。
  • 近接オーディオを有効にします。連続音が鳴れば水平です。画面を見る必要はありません。
  • 2フックのフレームなら、紙のテンプレート法のほうが2回測るより速く、正確です。
  • 片方の隅に小さなボール紙のシムをかませば、釘を打ち直さずに0.5〜1度の傾きを直せます。

そもそも写真が斜めに掛かってしまうのはなぜ?

フレームが斜めになるのは、たいてい目のせいではありません。多くの場合、壁の1点だけを測って、あとは感覚に頼ってしまうことが原因です。写真の掛け直しは、週末のDIYのあとにやり直す作業のなかでもとくに多いものです。理由はほぼ決まっていて、中心にマークを付けたあと、フックのオフセットを測り忘れているのです。この一手間を飛ばすと、釘が間違った位置に入ります。

ワイヤー掛けのフレームには、もう1つ問題があります。手を離したあと、ワイヤーがフックに沿って滑り、写真全体が1センチ近くもずれることがあります。水平に合わせて下がって見ると、ちゃんとまっすぐに見えます。ところが1時間後、ワイヤーが新しい位置に落ち着いて、斜めにずれてしまうのです。

Dリングやキーホール金具はもっと安定していますが、こちらにも落とし穴があります。Dリングと、それが掛かるアイボルトの間には、たいてい1〜2ミリのたるみがあります。小さな差ですが、幅の広いフレームでは、この隙間だけで目に見える傾きになります。この分を考えずにフレームの背面から測ると、ハンマーを手に取る前にもう釘の位置がずれています。

最後の原因は、いじりすぎです。フレームを水平にしたあと、部屋の反対側まで歩いて見て、少しずれている気がして、つい直してしまう。ワイヤー金具では、その一押しのたびにワイヤーの位置がリセットされます。フレームが落ち着いたら一度だけ確認し、あとは触らないことです。

始める前に用意するもの

写真の掛け外しは、家の中でもとくに繰り返すことの多い作業です。引っ越しのあとはなおさらです。一度やり方をつかめば、あとは毎回うまくいきます。用意するものは多くありません。

これだけです。レーザー水平器はあれば便利ですが、なくても構いません。スマホの加速度センサーは、校正すれば0.1〜0.数度以内で読み取れます。壁に掛けるどんなフレームにも十分な精度です。

シングルフックやのこぎり金具のフレームを掛ける手順

シングルフックやのこぎり金具のフレームは、いちばん簡単なケースです。釘1本、測定1回、確認1回。次の5ステップを順番にこなせば、掛け直さずに済みます。

  1. 写真の中心にしたい位置をマークします。 見た目の中心をどこにするか決めます。床から測って(標準は中心まで約145センチ、だいたい目の高さです)、小さく鉛筆で印を付けます。これは基準点で、釘を打つ場所ではありません。
  2. フックのオフセットを測ります。 フレームを表を下にして、上端からフックまで、またはワイヤーが張った状態までの長さを測ります。指でワイヤーを引っかけて、掛けたときと同じように上に引き上げ、その一番高い点まで測ります。数値を書き留めておきます。
  3. 釘の位置をマークします。 中心の印から、フックのオフセットの分だけ真上に測り、はっきりと鉛筆で点を打ちます。その点が釘を打つ場所です。フレームの中心はそれより下になります。
  4. 釘を少し上向き、壁に対しておよそ45度で打ちます。 この角度にすると、時間が経ってもフックが釘からせり上がって外れにくくなります。釘は1センチほど残して打ちます。重いフレームなら、荷重を2つの釘穴に分ける本格的な写真フックを使います。
  5. フレームを掛けて水平を確認します。 フレームを持ち上げる前に、spiritlevel.proを開き、気泡をタップしてホールド/フリーズをオンにします。HOLDのバッジが表示されます。スマホをフレームの上に載せ、一度タップして固定を解除し、読み値が数秒で落ち着くのを待ってから、もう一度タップして固定します。これでスマホを置いて、両手でフレームを扱えます。読み値は動きません。画面をまったく見たくなければ、音をオンにして耳で確認します。安定した音が鳴れば水平です。

ステップ2が、いちばん失敗の多いところです。張った状態ではなく、たるんだ状態のワイヤーで測ると、釘が5〜10ミリ高くなります。すると写真が思ったより低く掛かり、たるんだワイヤーが滑るので水平に合わせるのも難しくなります。

2つのフックのフレームを正確に掛ける方法

2フックのフレーム、そしてDリングやキーホール金具のものは、まったく同じ高さに釘を2本打つ必要があります。ここが難しいところです。フックの位置を1つずつ測ろうとすると、たいてい片方が少し高くなってしまいます。紙のテンプレートを使えば解決します。2回測るのではなく、両方の位置を一度に写し取れるからです。

紙のテンプレート法

コピー用紙(大きなフレームなら新聞紙)をフレームの背面に当てます。紙を平らに押さえ、鉛筆で各フックやDリングの位置に小さな穴を開けて印を付けます。フレームの上端の位置も紙にマークして、基準線がわかるようにします。

そのテンプレートを壁に持っていきます。正しい高さで当てます。上端の印が、フレームの上端を来させたい位置に合うようにします。マスキングテープで紙を平らに留めます。次にスマホでspiritlevel.proを開き、近くの棚やテーブルに置いて、オーディオをオンにします。スマホを平らに置き、テンプレートが水平になったのを見るか、音で聞き取れるようにします。気泡が中央に来るまでテンプレートを動かし、両方の穴を通して鉛筆で壁に印を付けます。

テンプレートを外し、2つの印が互いにおかしくないか確認します。釘を2本打ち、フレームを掛ければ、手間なく水平に収まるはずです。少しずれていたら、この後の修正方法を使います。

ギャラリーウォールの計画と掛け方

ギャラリーウォールは気軽に見えますが、その自然な雰囲気には計画が要ります。計画を飛ばすと、位置を間違えた釘穴の列をパテで埋めて塗り直すはめになります。先にテープでレイアウトしておけば、そのほとんどを避けられます。

ステップ1:釘ではなくテープで計画する

各フレームの輪郭に合わせてマスキングテープを切り、しっくり来るまで壁の上で動かします。テープなら穴を残さずに外せます。少し離れて見て、写真を撮り、決める前に1日そのままにしてみます。

ステップ2:水平の基準線を決める

フレームの1列を基準に選びます。spiritlevel.proをサーフェスモードで開き、音をオンにします。その列の上端が来る高さでスマホを壁に平らに当て、音が安定したところで薄く鉛筆の線を引きます。それが基準線です。列のすべてのフレームは、床ではなくこの線に上端を合わせます。床が水平なことはめったにありません。

ステップ3:中心から外側へ進める

基準線の列の真ん中のフレームを最初に掛け、水平を確認します。あとは鉛筆の線を上端の基準にしながら、1枚ずつ外側へ進めます。こうすれば誤差が広がりません。端から始めると、最初のフレームの小さなずれが、その先すべてのフレームに引き継がれてしまいます。

掛けたあとにフレームを確認して直す方法

丁寧に測っても、ワイヤー掛けのフレームは水平が少しずれて落ち着くことがあります。直すのに釘を動かす必要はほとんどありません。片側のワイヤーが1ミリ高いだけでも、幅の広いフレームなら0.1度ほど傾き、多くの人が普通の距離から見て気づきます。だから、紙の上では細かすぎに思える手間が、まっすぐかどうかの分かれ目になることがよくあります。

ホールド/フリーズで調整しながら傾きを読む

spiritlevel.proを開いてスマホをフレームの上に載せ、数秒落ち着かせてから、気泡をタップして固定します。これで度数で安定した読み値が得られます。フレームが0.8度ずれていると出れば、触る前にどれだけ直せばいいか正確にわかります。スマホを脇に置き、両手で調整してから、また載せて確認します。

フリーズがここで役に立つのは、フレームの上にスマホを置いたまま、横から作業できるからです。フリーズがないと、動かすたびに読み値が飛び回ります。フリーズがあれば、固定した瞬間の数値が残るので、それを目標にできます。

ボール紙のシムで直す

0.5〜1度ほどの傾きなら、釘は動かしません。薄い厚紙(名刺がちょうどいいです)を小さく切り、下側の片隅、フレームと壁のあいだに差し込みます。それでフレームが少しだけ持ち上がり、元に戻ります。スマホで確認し、水平になるまで厚紙を重ねたり減らしたりします。正面からシムは見えず、塗装した壁でもしっかり保ちます。

フレームが斜めになるよくある間違い

斜めになるフレームは、たいていいくつかの決まった間違いに行き着きます。しかも初めてのときは、1つだけでなく複数やってしまいがちです。

見落とされがちなのがワイヤーの滑りです。多くの解説は、掛けた直後に水平を確認してそのままにするよう書いています。でもワイヤーは、最初の1時間ほど重力に引かれて動き続けます。ですから一度確認したら、30分から1時間後にもう一度確認します。ずれていたら、フックに当たっている部分のワイヤーに、小さくテープを巻きます。これで滑りが止まります。10秒ほどで済みます。

よくある質問

スマホの水平器は写真掛けにどのくらい正確ですか?

最近のスマホの加速度センサーは、校正すれば0.1〜0.数度以内に落ち着きます。フレームで実際に目に見える傾きは、たいてい1度以上なので、スマホの精度は必要な範囲に十分収まっています。写真フレームのような短い幅なら、校正したスマホでもよい気泡水平器でも、同じ答えが出ます。

写真を掛ける標準の高さは?

よく使われる標準は、床からフレームの中心まで145〜152センチ(57〜60インチ)です。立っている多くの人にとって、だいたい目の高さに来ます。ギャラリーでは中心を145センチに固定することが多く、こうすると大きさの違う作品が並んでも1つのまとまりに見えます。天井からではなく、床から測ります。床の高さのほうが、部屋ごとの差が小さいからです。

石膏(プラスター)壁にひびを入れずに写真を掛けるには?

石膏ボード用ビスではなく、焼き入れした鋼の釘が付いた写真フックを使います。焼き入れの釘は石膏の下地の間をすり抜けるので、ビスよりもずっと表面が割れにくいです。45度の上向きで打ちます。5キロを超えるものは、スタッドファインダーで下地の柱を探すか、石膏壁用のトグルボルトを使います。先に2ミリの下穴を開けておくのも効果的です。

画面に触れずにスマホの水平器を使えますか?

使えます。spiritlevel.proを開き、音のアイコンをタップします。水平に近づくほどビープ音が速くなり、許容範囲(初期設定で±0.5度)に入ると連続音に変わります。スマホをフレームの上に載せて、耳を澄ませます。音が安定すればフレームは水平で、その間ずっと目と両手はフレームに向けたままにできます。

いちばん速い方法、手短に

これで全部です。手短にまとめます。掛けるフレームのほぼすべてに使えて、何回かやれば5分ほどで終わります。

高さに印を付けます。張った状態で、フレームの上端からフックのオフセットを測ります。中心の印から、その分だけ上に釘の位置を印します。釘を打ち、フレームを掛け、spiritlevel.proを開いて音をオンにしたスマホをフレームの上に載せ、安定した音を待ちます。以上です。

ホールド/フリーズとオーディオモードが、面倒な30分を5分に変えてくれます。どちらも、アプリに測定を任せながら、手と目をフレームに向けたままにできる機能です。画面をちらっと見て、直して、また見て、という繰り返しはもう要りません。

ハンマーを手に取る前に、ブラウザでspiritlevel.proを開いてください。無料で、どのスマホでも動き、インストールするものは何もありません。

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